化学保存料の目的と種類
ドラッグストアの化粧品コーナーにいくと、様々なスキンケア商品がおかれています。でも、実際には、友達がいいと勧めているのに、なぜか、私の肌には合わないという方は結構いらっしゃいます。人によってお肌のタイプは千差万別です。ものすごく乾燥している方もいらっしゃれば、お肌が常にしっとりとしていて人から羨ましがられる方も。化学保存料も同様です。
ここでは、よくお目にかかる化学保存料の目的と種類についてご紹介させて頂きます。
パラベン
パラベンは実際には、パラオキシ安息香酸エステルとよばれ、長らく、安全性の高い化学防腐剤として、
様々なものに使用されてきていますが、誰ひとり全く問題がないというわけではありません。お肌がとても敏感で繊細な方は現実におられるもので、パラベンに対して、1000人のうち 2人〜3人の方は、じんましんなどの皮膚障害を起こすとされます。これはパラベンアレルギーという言い方をする場合もあり、パラベンは表示指定成分の一つとなっています。
フェノキシエタノール
フェノキシエタノールは、エチレングリコールモノフェニルエーテルという名称で、パラベン同様に防腐剤として使用されています。
パラベンと併用あるいは代用として配合される場合があります。
表示指定成分ではありませんが、お肌が大変敏感な方からはパラベン同様避けられる傾向にあります。
エタノール
パラベン、フェノキシエタノールを配合しない代わりに他の保存料と一緒に使用されている場合があります。化学的に合成されたものだけでなく、植物性エキスをエタノール抽出した結果、一緒に配合される事もあります。
