ハイドロキノン使用の注意点
シミやそばかすを消すとされるハイドロキノンは「美白」ではなく、むしろ「スキンホワイトニング」や「ブリーチング(漂白剤の意味)」で実際には知られており、ヨーロッパでは発ガン性の疑いがある事から使用を禁止されています。
これはラット試験で腫瘍が出来てしまった事によります。
また、外因性組織黒変症という(皮膚が黒くなってしまう事)がおきる可能性についても指摘されており、皮膚科で処方してもらえるとはいえ、背景をたどると、実は、グレーな部分が大きいです。
高く配合されているほど効きそうなイメージはありますが、アメリカのFDAで、ハイドロキノンが4パーセント以上配合されたものは、医師の処方せんなしには出せないというのは、このようなマイナスポイントがある事を考慮すると、判断としては、そんなに悪くないのではと思います。
実際に、皮膚科でハイドロキノンを処方された方の質問やお悩み相談の多い事、多い事。多くは下記のようなものです。
・つけた個所が赤くなってしまいました。
・つけた個所がシミになってしまいました。
・つけた個所が痛みます。
・つけた個所がはげてしまった。
ハイドロキノンを使用すると、患部がものすごく敏感になる事も知られており、安易に配合率の高いものを買い求めるのではなく、また、炎症を起こした場合などは、無理に使用を続けるべきではないのかもしれません。
最初は本当に少しずつ試していき、自分の肌に合うかどうか十分に検証してみてはいかがでしょうか。